今日から新たな「時空を超えた宇宙時代」が刷新される。
ハアブ暦0POP
ツォルキン暦「香(カバン)・5」
天界の頭脳が地上に力を与える。
そして新しい時代の神殿建造が本格的に始まる。
4月1日、最近話題の映画、岩井俊二監督、黒木華主演「リップヴァンウィンクルの花嫁」を観てきた。
「裏切られ感」
満載。。
時代は確実に変わらなければ世界は終わる。そう感じた。
公式サイト「リップヴァンウィンクルの花嫁」
エンドロールがおわった。
女性のすすり泣く声が聞こえ、息を殺すような静かな空気が流れていた。
私はサッと席を立ち、出口に向かって歩いた。
「なんて悲しく酷い映画なんだろう」
私の胸をドン!ドン!と叩くほどの強い感覚。
それは何とも表現し難いほどの無力感と脱力感だ。
憤りと刹那だ。
「嘘でもいいから愛しているといって」
という愛人のおねだり。みたいだ。
そういうアンビバレンツな世界。
「騙されるほうが悪い。それだけ。」みたいな。。
この世に生まれた人間の性とカルマの蠢きのようなもの。
トンカチで叩いても殴っても壊れない頑丈なガラス戸みたいなもの。
エスカレーターを降り、そのまま一番前に並んでエレベーターで1Fまで直行した。
新宿駅までの遊歩道、私のなかから色と音がぜんぶ消えた。
行き交う人たちの声も、車の騒音も耳にまったく入らなかった。
新宿の街から、私の視界からすべての色が消えた。
モノトーンのなかをひたすら駅へ向かって歩き続けた。
しばらくして「ウィーン」と白バイのサイレンの音が耳に飛び込んできた。
ハッと我に帰ることができた。
そしてそのとき気づいた。
「騙された」
私の感覚か感性がおかしいのかもしれない。
そうおもった。
なぜこの映画が素晴らしいのだろう?
どこに感動するんだ?
嘘ばっかりじゃない。
悲しみと不信と愛の欠如で命が張り裂けそうなのに、幸せだらけなんてありえないじゃない。
確かに映像はすべてが美しかった。
音楽の繊細さ美しさは会場内の人々の心を揺さぶった。
七海(黒木華)と真白(Cocco)の花嫁姿は美の対極だった。
陰陽であり、生と死のようで、あまりに対照的で美しかった。
綾野剛はこの世のトリックスターで、時に悪魔に時に天使に見えるのだろう。
AV女優が悪いわけでも裸が恥ずかしいわけでもない。
もっともっと恥ずかしいのは「嘘でごまかす裸の王様の自分」なのに。
ストーリーを批評することなんてできない。
なぜなら「今」「現代」を写す鏡のようだから。
良いとか悪いとか指摘することにすら何も価値を見いだせない。
七海は純真さゆえに純白すぎるほど無知であり、真白もまた純真さゆえに真っ黒な自分を洗い続けたくて毒され、守りたくて壊れてゆく。
人間の業とはそういうものだ。
そして・・・
「性はカルマを超越できる」
「見て見ぬふりをすれば幸せになれる」
「ぼくたちは、そういう酷い社会に生きてるんだよ。」
という作者の思いがストーリーの中で愛と美と煉獄さを見せつける。
ごめんなさい。
私には無理。
「リップヴァンウィンクルの花嫁」
自分の目で観て確かめてください。
私がただおかしいだけなのかもしれないから。
マヤ暦・デイサイン調べた。。
岩井俊二監督 「サル」
黒木華 「風」
Cocco 「祖先」
綾野剛 「コーン」
リリィ 「香」
「生きることは死ぬことでしょ?」
みたいな質問を、高校生に聞かれた時みたいな感覚が今もこだましてやまない。