兎にも角にも、私は本当に驚いたのである。
上にある2枚の写真は、国会議事堂前であの安保法案抗議集会の大規模デモが行われていたのを、上空から毎日新聞本社のヘリからカメラマンが撮影し毎日新聞ウェブページに掲載された写真。
(2枚とも毎日新聞本社ヘリから森田剛史が8月30日に撮影)
これはあの日「戦争法案反対!」と立ち上がった国民の国会議事堂前での抗議集会である。
議事堂の前面と背面から抗議集会の群衆を捉えたもの。
しかし私がこれをみたとき、まったく違う光景に見えたのだ。
「国会議事堂」という国の大事な事柄を決める権威ある建造物にむかって、人の波が押し寄せている・・・聖地へ巡礼を行う人の群れともみえたのだ。
それが巡礼ならいいのだが・・・
と同時に今まで気づかなかった私も愚かしいのだが、国会議事堂の中央塔の屋根部がマヤのピラミッドにそっくりだったことに気づいた。
しかも・・ククルカンピラミッド(マヤ・チチェンイッツァのカスティーヨピラミッド)と同じ9段からなり、頂上部も似ている!
ではなぜ国会議事堂の屋根がピラミッド型になったのか?
もともとその予定であったのか?!
調べると、実はそうではないらしい。
ということで、私なりに国会議事堂の中央塔の屋根部分がピラミッド型である理由を調べてみた。
マヤのピラミッドが「暦」になっていることは知っている人も多いであろうから、ここでは説明は省略する。
象徴を解き明かす鍵(1)
プラトンは、元来ポセイドンの国として知られるアトランティス王国は、神による建国であると述べている。神々が人々と一緒に歩いていた「黄金時代」は、アトランティス文明の頂点をあらわすものである。
大英博物館には、ユカタン半島のマヤ族によって3500年くらい前に書かれた「トロアノ写本」なる貴重な文書が収蔵されている。
アトランティス大陸を海に沈没させた大変動に関する信頼おける説明や、注目に価する文書が綴られているという。
「カン6年ザク月11ムルク、恐ろしい地震が発生し、13チュエンまで間断なく続いた。ムーの領国ムドの丘陸地方が犠牲になり、二度隆起して、ある夜のうちに突然消失し、盆地は絶えず火山活動の力で震動した。この力は発散せず、領国の各地は数回沈降しては隆起した。最後に地表はくずれ、十国がばらばらに引き裂かれて四散、激震の力に耐えられず、6400万人の住民とともに沈没した。」
アトランティス大陸が水没する前に、「アトランティスの密儀」参入者たちは、管理を委託されている秘密の教理を持ち出し、迫り来る破局を無事に免れられそうなエジプトや、その他世界各地へ移住していった。
マヤ暦でいう「トカゲのイヤーベアラーの6年、ザク月(ハアブ暦)の水11(ツォルキン暦)に大地震が発生し、サル13の日まで続いた」、つまり3日間も間断なく揺れ続けたと記してある!
参考:古代の密儀 マンリー・P・ホール
象徴を解き明かす鍵(2)
「イスラエル」という名前は、もともと聖書に登場するアブラハムの孫・ヤコブに付けられた新しい名前である。
イスラエルの「イスラ」は「サラ」の派生語で「戦う」の意の語根をもつ。
イスラエルは、神と戦い、人と戦って勝つものを指している。(創世記32)
ヤコブは古代イスラエルの王の祖先で、伝統的にはユダヤ人の祖先である。
象徴を解き明かす鍵(3)
史上最大の秘密組織「フリーメーソン」や「イルミナティ」という名前を知ってる人は多いと思う。謎のベールで覆われた彼らの思想や教義は、少しずつ明らかになっては来ているが、それでもまだ謎だらけである。
キリスト教の超自然的な啓示や神学に対抗するかのようなメーソンの神的存在だが、メーソン憲章を理解するものでも、無神論者が少なくないという。
彼らの教義や秘儀は宗教的なものというより、あくまでも理神論なのだ。
メーソン憲章の中には、メーソンの会員たるものは「特定の宗教、宗派にこだわらず、その中で、すべての人類が一致できる宗教に対してのみ従わなくてはならない」と定められているということは、キリスト教でも仏教でもイスラム教でも何の宗教でもいいということ。
(日本人の宗教観には受け入れやすい)
メーソン。
つまり・・すべての宗教を認めるそれらの神々の上に君臨する「超越した存在」としての「理性神:イルミネ(光)」「宇宙の偉大な建築者」であるところの「超越神」の優位性をしめすものだということである。
これはメーソン・イルミナティの政治組織をあらわすピラミッド
参考:史上最大の秘密結社フリーメーソン MUBOOKS
象徴を解き明かす鍵(4)
国会議事堂建設にあたっては、当時、設計の図案を一般から募集していたようである。
いくつかの要綱に随意しながら第1次、第2次と審査をすすめて当選図案を選んでいる。しかし、どの図案をみても、仏教の寺院のように丸みをおびていたり、アーチ型だったりするものはあるが、きっちりピラミッド型になっているものは1次当選にも2次当選にもない。
国会議事堂のウェブサイトの説明にはこう書かれている。
「新たに図案が提出され、4図案が当選しました。
実際の基本設計は、これら当選図案を参考とし、臨時議院建築局が作成しました。」
はぁ?!
応募作品118通中、一次選考・二次選考を通過した4図案の中から、宮内省技手の渡辺福三案(実際には宮内省内匠寮有志による案)が1等に選ばれたのに、結局のところ、当選案を参考にして「大蔵省臨時議院建築局」というわけわからない管轄が、実際の設計を行いデザインは大幅に変更してしまったのだから、意味がない形だけだったのかもしれない。
日露戦争や関東大震災、2・26事件あるいは改修作業中の作業員の火の不始末?wによってのびのびになっていた建設が、ようやく施工式を迎えたのが1936年11月7日である。
第1次仮議事堂も、第2次仮議事堂の写真も、中央棟にピラミッドはない。
ようやく施工式があり、いきなり中央棟の最上部には9階からなるピラミッドが加えられたのだ。
wikiの「中央塔」の説明に面白いことが書かれている。
「中央塔は高さ65.45mで、竣工当時、日本のビル(塔を除く建築物)としてはそれまで最も高かった三越本店(塔の旗竿を含めて60.61m)の高さを抜き、1964年にホテルニューオータニ本館(現:ザ・メイン、73m)が完成するまで日本で最も高い建造物だった[19]。
バベルの塔シンボルって「神に近づくってこと」だっけなw
「ピラミッド型の屋根の中には大広間があり[20]、この大広間の中央からは螺旋階段が尖塔部最上階の展望室につながっている。四畳間ほどのこの展望室からは、かつては東京を一望のもとに見渡せたというが、この展望室も大広間も現在では閉鎖されており、普段は管理人以外は国会議員であっても許可なく立ち入ることができない。」
「4階部分は国立国会図書館国会分館になっており、国会関係者は自由に利用することができる。なお、4階部分にはトイレがない(天皇が使用するトイレの上にトイレを造れないため)。」
「20」の脚注を見てみると・・・
「この大広間で戦後間もなく「進駐軍がダンスパーティーを開いた」という風説が流布したことがあるが、実際にそうした事実はない。GHQは国会議事堂を日本に民主主義を植え付けるための要と位置づけており、そのような場であえてひんしゅくを買うことはしなかった。」
とある。 (#-_-)
とすれば、やはり国会議事堂の権威象徴の中央塔のデザインは、アメリカGHQの裏組織によってピラミッド型に変えられていたことは間違いなさそうである!
参議院の「国会議事堂案内」ウェブサイトに「建築の概要」の詳細が書かれているので、興味のある人は現在の国会議事堂が建築されるまでの概要を読んでみてもらいたい。
画像は怖くて貼れません。(笑)
第二次世界大戦後に日本国憲法が制定され、帝国議会にかわる国会が国権の最高機関と位置付けられ、国会議事堂はその権威を象徴する施設となっている。
ピラミッドの形は、古代より地球の「中央」に立つと信じられた「神山」や「神の聖地」の原型である。
またピラミッドの正方形が与える基礎的なイメージは、「知恵の家」とか「自然」など不変でゆるぎない基礎、安定性を想起させるものである。
グノーシス派のアルバート・バイクは、「4つの角は学問、深遠、英知、真理にあたる正方形に依拠するものだ」と主張している。
さらに、東西南北や四大元素からなる人体が四つの物質要素からなっていること、また神秘思想的な意味からいえば「永遠の知恵」「ノアの箱舟」「隠れ家の主」「真理」である。
古代マヤ文明にとって四神の神バカブが天の四隅を定め、宇宙を創造し、神話にもとづき「光の叡智」「宇宙」「暦」であるピラミッドを建造したのである。
ちなみに現在の国会議事堂が施工された日をマヤ暦で調べると「香カバン・8」。
天の頭脳、地球、創造的な霊、思考、マナー、習慣的態度、生命の脈動する動きやリズム、思考プロセスなどの意味がある。
参考:マヤ神話 チラムバラムの書
国家の要となる荘厳な聖堂や教会、城壁、街並みや巨大なピラミッドは、石がなければ造れなかった。そして石工というメーソン(石工マスター)がいなければ、完成されない。という言い伝えがある。
イルミナティは今もなお、国権の最高機関と位置付けられる建造物「国会議事堂」の中央塔の上に君臨し、国の行く先まで見渡しながら日本を支配しているのではないだろうか。
そういう視点をふまえて、もう一度あの抗議デモの写真を見てみてほしい。
あのピラミッドに向かって声をあげる群衆に見えないだろうか。
恐ろしいことに日本政府安倍政権は16日「嵐2」の日がずれ込んで17日「祖先3」の日に、安保法案の採決に至ろうとしている。
祖先アハウの怒りを買うことにならなければ良いが。